2024年 年頭のご挨拶

はじめに

新年から令和6年能登半島地震、羽田空港で発生した航空機事故と、心の痛む災害や事故が続きました。
被災された皆様、事故に遭われた皆様へ心からお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方々とそのご家族の皆様に、衷心より哀悼の意を表します。

皆様の安全と被災地域の復興、そして、被災された皆様が1日でも早く日常生活を取り戻せるよう心よりお祈りいたします。

日本は地形上の特性もあって、世界でも類を見ないほど災害の多い国です。
多くの方には2011年の東日本大震災の記憶も新しいことと思いますが、私は当時、1000人規模の建設会社の役員をしておりました。

崩壊した東北自動車道などがわずか13日で応急復旧されましたが、そこに従事した方の中には、家族の行方も分からない地元建設会社の方も多かったという話を聞きました。

それを聞いて、この国にとって建設業がいかに大切な産業なのかを心の奥に刻み込んだ思い出があります。

アイアールは、そんな建設業に大切な人材を派遣する事業を行っております。

社員には誇りを持って業務に当たってもらいたいですし、お客様と弊社社員が同じ目線・同じ気持ちで働けるように、環境を作っていかなければいけないと、改めて感じました。

2023年を振り返って

昨年は、所属する技術部員の数がおよそ800名から1000名へと、約25%も拡大した1年でした。
一方で、技術部員の環境整備にひたすら金とエネルギーを注いだ1年でもありました(言葉が汚くてごめんなさい)。

定着率の向上を合言葉に、

  1. 新入社員研修の見直し
  2. 技術部員同士の横の繋がりの強化
  3. 職長研修の内製化
  4. 幅広い人材の積極採用(40代未経験、子持ちシングルマザー大歓迎)
  5. 資格取得支援制度のリニューアル

など、普通そこまでやるの? と言われそうなことをひたすらやってきました。

毎年、アイアール大会と称した勉強会兼親睦会を予定していますが、この春は自由参加にもかかわらず技術部員の参加率は50%超え。
恐らく業界でも突出しているであろう参加率には、私自身も大きな驚きと喜びがありました。

2024年も走り続けるアイアール

とはいえ、まだまだ理想と現実のギャップは開いたまま。
2024年は、これまで蒔いてきた種をしっかりと芽生えさせるため、

・建設業で進むDX化への対応
・人材育成を超えて人材輩出企業への進化

をテーマとして、引き続き走っていきます。

また、昨年は内勤にも多くの社員が参画してくれました。
持ち回りで書いているコラム(ブログ)に、勇気づけられる投稿がありましたのでご紹介させていただきます。

・きっと大丈夫(2023/12/14)
https://www.ir-inc.net/colum/20231214.html

・推しのおかげです(2023/12/21)
https://www.ir-inc.net/colum/20231221.html

入社して数ヶ月の若者が、周りの協力を得ながら自身を成長させていること、会社組織の中で自身の役割や他者との協力の大切さを理解していることが伝わってくる文章です。
素晴らしい社員が入社してくれたおかげで、アイアールがまた一歩前進すると確信いたしました。
本年もよろしくお願いします。

アイアール社員の皆さんへ:
アイアールを踏み台にしてライジングしてください!

最後に

最後になりますが、この場を借りてお悔やみを述べさせてください。
2023年末、1人の技術部員が亡くなりました。
アイアール歴5年のベテラン社員で、派遣先企業様からの評価も高く、模範と呼ぶにふさわしい素敵な方でした。
残されたご家族、何よりもご本人の無念を思うと言葉もありません。

社長としての立場だけではなく、同じく子を持つ1人の父親として、心よりお悔やみを申し上げるとともに、ご冥福をお祈りいたします。

代表取締役 大山竜吾

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